Motorsports
フォーミュラE 2025 ハンコック・ベルリンE-Prixで技術力の高さを発揮
2025. 07. 15
・ ミッチ・エバンス選手とニック・キャシディ選手が、過酷なベルリンのサーキットで見事な走りを披露。
・ GEN3 Evo iON Raceタイヤが、滑りやすいコンクリート路面でも安定したグリップと高い制動性能、熱安定性を発揮
・ 今シーズン最後のタイトルスポンサー大会で、電動モータースポーツにおけるイノベーションを力強くアピール

電気だけで走るこのシリーズも、いよいよシーズン最終決戦を前にした重要なダブルヘッダー(2連戦)を迎えました。
ベルリンでは、第13戦でミッチ・エバンス選手が勝利を挙げ、第14戦ではニック・キャシディ選手が優勝。ランキング争いはさらに激しさを増し、ロンドンでの最終戦に向けて見逃せない展開となっています。ドライバーズランキングでは、オリバー・ローランド選手が184ポイントで首位をキープし、パスカル・ウェーレイン選手が125ポイントで追いかけます。チーム部門では、TAG Heuer Porsche Formula E Teamが226ポイントでリードを広げました。
会場となったのは、かつて軍用空港として使われていた歴史あるテンペルホーフ空港。工業的な景観の中に設けられたコースは、フォーミュラEのスケジュールの中でも特に過酷な路面で知られています。軍用機のために設計された粗いコンクリートは、タイヤへの負担が大きく、2日間にわたってグリップ力、路面追従性、そして制動性能が試される試合となりました。
この難しいコンディションの中で力を発揮したのが、フォーミュラEのGEN3 Evoマシン専用に開発された「GEN3 Evo iON Race」タイヤです。特別に設計されたコンパウンドとトレッドパターンにより、過酷な路面や気温の変化にも対応し、安定したグリップと優れた熱管理性能を発揮しました。ドライバーからは、高速コーナーや強いブレーキングでも安定感があり、路面の埃が多い区間でもしっかりとグリップが感じられると、高い評価・コメントを受けています。
残るはロンドンでのダブルヘッダーのみ。シーズン11王者が決まるその瞬間まで、ハンコックは変わらず、すべてのコーナー、ブレーキ、そして栄光のフィニッシュまで、電動モータースポーツを支え続けます。
